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第1弾に引き続き、Crunchyroll EXPOの展示会視察後、カリフォルニア州サンノゼからロサンゼルスへ移動しました。
ロサンゼルスでは私がデザインを担当したグローバル展開をなさっておられる企業様のポップアップストアの現場対応をさせて頂きました。アウトバウンドの展示会案件は過去にも沢山当社で担当していますが、特設店舗の内装はこれが初めてです。
そのため今回は万全を期して営業担当のみならず英語対応が出来るデザイナーも一緒に現地へ向かいました。

展示会とポップアップストアはどちらもカリフォルニアでの仕事でしたが、移動は飛行機でした。
カリフォルニアは日本大陸より広いためこのような移動は珍しくありません。
気候はサンノゼと同じくロサンゼルスも乾燥地帯で、夜は軽い羽織りが無いと寒いぐらい涼しくなります。
コロナ事情においてはロサンゼルスの方が都会の為、道路を歩いていると半分ぐらいはマスクを付けている歩行者が見受けられました。
サンノゼと同じく車社会の為、歩いているのはほとんど観光客だからかもしれません。
また店内には消毒液が必ず置いてあり、マスク着用厳守としているところも少なくありません。

ポップアップストアの現場はリトルトーキョーという日本のコミュニティーが集結するエリアです。
日本のコミュニティーとは言えそのエリアにいるほとんどの人は周辺の市民と日本の文化に興味がある外国人です。
したがって日本企業を外国人にPRするには絶好の立地なのです。

現場ではその施設の管理者、施工業者、クライアントなど多くの方々と日本語や英語を使い分けて交渉をおこないました。
直接対応したことにより、それに伴って生じたデザインの修正も瞬時に対応することが出来ました。
当社は海外対応が出来る社員が営業担当のみならずデザイナーや製作管理など各セクションにも存在するため、緊急対応時には直接用件を把握し、スピーディーな対応を実現しています。これは当社社員の強みです。

海外案件の為、施工日までは一度も現場に向かうことが出来ませんでしたが、ある程度デザインにバッファを作り、万が一、寸法が合わなくてもその場で修正できるデザインを目指しました。
実際現場では図面からいくつか変更がありましたがデザイナー自ら現場で指示を出し、綺麗に収めることが出来ました。

もちろん全てが想定通りというわけではありません。
施工前日、店舗真上の２階の火災によって雨漏りがありカーペットは全撤去、エアコンの故障を直すために天井も所々開け放たれた状態で店舗を引き渡されました。
このようなアクシデントは珍しく、他にも急な対応の連続でしたが、諦めず一つ一つ対応しました。
そして無事店舗は納品し、Nisei Week Festival前日までにオープンすることが出来ました。

お客様にもご満足頂き、店舗の管理者にもまた内装の施工があれば声をかけたいと言って頂けました。
サンノゼからロサンゼルスまで非常に濃い経験をしました。
またこのような機会があったら今回の経験を活かして誠心誠意対応していきたいと思います。

公開日　2022年9月14日 14:30